趣深山ブログ よもやま編

趣深山です。四国 剣山 三嶺 天狗塚 周辺の山域での山歩きについての話題です。 (C)since2002 趣深山 (shumiyama@gmail.com)

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雪山の難さの 第一は まずアプローチ

大雪、敗退の 2011年1月16日

敗退して改めて 雪山の難さの 第一は まずアプローチにあるのが再認識できた。

ふだん 自動車で 標高の高いところにある 上の登山口まで 自動車で 一気に 登ってしまう 便利さに慣れきって しまっていると、 人間 どうしても 楽なほうに流れてしまう。

思いおこすと その昔の山歩きでは 久保から 標高差1200m以上を 当然のように 何度も 登っていた天狗塚(1812)。

それが いつの間に 西山林道が延びて 林道を使って 上の登山口から登ることになってしまい、標高差は半分、久保から西山林道までの旧 登山道は すたれた。

いまでは わざわざ苦労して下から旧道の登山道を登ることなどなくなってしまった。

だが 大雪で 除雪がないと 下の登山口から林道を歩くか 下から旧登山道歩くか。

1月16日の状態だと どちらをとっても それ相応に ラッセルがあり、 それなら距離の短いほうがいいだろうというので旧道を 選択をした。

要は 昔 ここから登っていた時代に戻っただけのこと。
山に登るには これしかないという 昔に戻っただけのこと。

みわたせば、冬場も 賑わうのも除雪の行き届いたアプローチの とても楽な一部の山だ。

本来の アプローチの長い雪山コースは だいたい敬遠される。

こうしたアプローチの困難さを 腰をすえて 克服するところに雪山のよさがあるのだが、敗退して 結果的に このことが実感できたのも1月16日の山だった。

やはり 昔の人のほうが よくあるいた


「乗合自動車は、たいてい稲核までしか行かない」
加藤文太郎

[ 2011/01/18 23:42 ] 自分の山歩き | TB(-) | CM(-)

六分の勝ち

 

三嶺 西熊山間 積雪 定点地観測 地点 

 2011年1月8日撮影

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■冬山は、積雪の状態で千変万化。


雪山では 雪が多いから時間がかかるのは当然だが、かりに雪が少なくても 雪質 潜り方 支持される層などの有無、天候など さまざまな要素が絡んで 時間が飛び去るように たちまち過ぎていく。

まあ トレースがあれば 楽だが 雪山の楽しみの大部分は トレースのない状態の山を登ることによって えられる場合が多い。

楽しみの多い トレースのない雪山のコースは、無雪期のコースタイムと違って 積雪で所用時間が 読みにくく 不確定要素も 多くなり この先の行動時間の予定が難しい。

しかも 日の短い 冬場。

日没までの限られた時間までに どう安全に配慮して 行動時間を配分するか。


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西熊山 お亀岩間  積雪 定点地観測 地点 2011年1月8日撮影

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■ 2011年1月8日

 三嶺山頂へ 到達した時間も 少し遅かったし、 三嶺山頂から西熊山まで 夏タイムのちょうど倍。2時間かかった。

 西熊山 山頂で この先の 時間配分の判断を迫られた。

多少のリスクあっても、やはり天狗塚へ向かうべきか、それとも 確実に ひのあるうちに 林道へ降りてしまうか。

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■ここでの判断は 戦国武将、武田信玄 の言をおもいおこす。


「勝負の事、十分を六分七分の勝は十分の勝なり。子細は八分の勝はあやふし。九分十分の勝は、味方大負の下地なり」

「六分で勝つ」 というのは 戦い抜いた 百戦錬磨の 戦国武将の極意。

古来の戦国武将は長年の経験則として 六分の勝が一番、10の勝ちは 反感や 慢心、有頂天、うぬぼれ、舞いあがり につながるというのは、まさに山でも そのとおり。

山におきかえて ちょっと 安全策というか 「年」をとったような 無難な ところを 選択するのが 結果的に ちょうどいい。

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■ 当初予定の 天狗塚 牛の背まで 完全縦走できなくて すこし 不満をのこすこと。 そうした 一寸 不満が次の山行のモチベーションのために 一番 ためになるのは確か。

雪山に限らず 春夏秋冬 いつも山では「六で勝つ」精神が大切。

十分の勝ちなどは 侮りにつながり痛いしっぺ返しを受けるだけ。

「九分十分の勝は、味方大負の下地なり」。

何事も あせらず 慌てず あなどらず 着実に歩むことが大事。

 ちょっと 不満で また山へ いつも再チャレンジにつながるのです。


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2011年1月8日 趣深山ブログ

平成23年1月8日

趣深山Jimdo



西熊山 山頂で この先の 時間配分の判断を迫られた。(Blog)

[ 2011/01/12 21:26 ] 自分の山歩き | TB(-) | CM(-)

平成二十二年 年頭



平成二十二年 年頭



平成二十二年 年頭にあたって

平成二十二年 謹賀新年

皆様のご多幸とご健勝を祈念いたします。


何故山に登るのか?本当に自分は山が好きなのだろうか?ただ人との関係とか地位や 名誉 虚栄や 自己満足で登っているのだろうか?いや ただ単に惰性で山に向かっているのでは? と自問自答しながら なんら 明快な回答を得られるままに 何かに憑かれたような感じで 山へ向かった結果、累計山行日数はこの四十年余の間で1397日になった。

最近の山行はHPやブログに公開しているが、紙ベースの山日記につけられた記録は記録として大量に手元にあるが、記録や思い出を残すために山に向かっているのでもない。ましてや HPやブログの公開の為に山に登るのでもない。

未知の なにか分からない ものを 求めて いつも追い求めているのだろうか?

よくは わからない。で また山へ向かう。

追い求めているうちに これまで山から貴重なことを数多く教えてもらった。

傲慢でなく つねに謙虚な気持ちでないと山は登れないということ。

そして 通い続ければ続けるほど 山里が大事だと感じてきている。

単独行で山に入っているようでも、直接には 目に見えないが 実際には多くの山里の方々の生活があり 多くの山里の皆様のおかげで 山に入ることが出来ているのが 分かってきた。

山に登ったといっても山里の皆様のおかげで登らしてもらっているだけだった。

ここに改めて つねに支えてもらっている 山里の 多くの方々に 深く感謝いたし、今年もまた、自分は山に登らせてもらっているという謙虚な気持ちをもって自然に接し 新たな感動をえられるようにしていきたいと思う。

本年もよろしく願います。

                  平成二十二年   元旦
                                趣深山


平成二十二年 年頭にあたって
[ 2010/01/01 13:46 ] 自分の山歩き | TB(-) | CM(-)

「自分の山」

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「自分の山」
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「自分の山」
昭和38年 はじめての剣山(1955)登山。以来 永く 山歩きを 登り続けているなかで それまで使っていた銀塩フィルムカメラ と並行して 平成12年(西暦2000年)頃から デジタルカメラを使い始めました。初期のデジカメは 電池が重く図体の大きなものでしたが、それでも 一旦 使い出すと パソコンと連動して GPSやデジカメデータで 色々 面白いことができそうだということがわかってきました。

いまでも基本の基本は紙ベースの山日記ですが、その当時 紙と 並行して パソコン上でカシミールなど使ってGPSやデジカメのデジタル記録を 連動させ、デジタル化された山行記録として 徐々に データを整理していきました。そのうちに 貯まった記録をもとにして、パソコン通の諸先輩に ご指導を頂きながら 試行錯誤の末、それらを 拙作ホームページとして WEB上にサイトを開設し、試験公開したのが2002年10月で、2003年12月からはサイトの本格運用となりました。

以来 6年間が経過し、この間 大きく変わったのが 2005年10月のブログ開設。それ以降 ブログの利点を生かした ウェブサイト運用となりました。時系列記事となるブログのよい所もありますが、制約が多いという 弱点もあり、やはり ホームページの自由度の優位性は断然あります。今後も こうした 両者 のいい点を使い分けて いきたいと思いますが、この先 まだまだ パソコンのハードもソフトも ともに大きく変化するでしょう。

振り返れば 10年一昔といわれる世間一般に比べ、2-3年が一昔になる急激な変化のあるパソコンの世界。 

実際 サイト運用開始から 6年の間 パソコンのハードもソフトも 大きく変化してきましたが、かならずしも 新しい機器や バージョンアップで よくなったかというと、案外そうでもなく バグやソフトの相性の問題で パソコンの不調に悩まされたりで、これらは 結構 メーカーの戦略に 踊らされた面もあったのではないかと想像します。

もともと 何年やっても いまだパソコン初心者域を脱しない私などには、急速に進歩している 機器やソフトなどは 高規格 多機能すぎて とても使いこなせません。恥ずかしながら 新しい ハイスペックのものより 機器が古くて ロースペックでも シンプルかつ 無難に 安定して 使えるハードやソフトが パソコン素人の私には 一番 合っているのです。

実は はっきりいって 私の場合は 拙作ホームページ運用より まず山歩きが原点です。主客逆転して ホームページや ブログのための 山歩きなど もとより全く興味がありませんし、そんな山行など 絶対に したくは ありません。

まず 自分の 山歩きがあります。
自分のペースで 自分の納得できる 山歩きをすることが 基本の第一です。

その山歩きの素晴らしさに また出会いたいため 次の山行へ繋げていくための ひとつの手立てとして 拙作ウェブサイトが役に立てば 幸いと思っています。

振り返れば 山歩きの素晴らしさを 追い求めて 歩いた ながい道程。といっても ささやかな 自分の山岳遍歴を顧みれば、確かに ガイドブックや 山岳雑誌の記録 紹介記事のとおり辿った時期も、また 著名山ブームの流れに 巻き込まれたりした時期も確かにありました。

それが やがて徐々に 自分の山を 追い求める様になってきましたが、所詮 何を言っても 山は趣味の世界。

人それぞれの登りかた 山への接し方があって当然であって、社会的良識や 公序良俗に反しない限り それについて あれこれコメントしたり 干渉することは適当ではありません。

そんな人それぞれの 山への接し方であっても 自然の奥深さ 素晴らしさを 人それぞれに それなりに きっと感じることができるでしょう。

私の山歩きは 今後も「自分の山」を 歩き続けて生きたいと思っています。

あせらず あわてず あなどらず。


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2008年10月21日 第1版制作
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[ 2008/10/21 10:16 ] 自分の山歩き | TB(-) | CM(-)

登らせてもらった

登らせてもらった


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登らせてもらった

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『岳人』 2008年5月号 備忘録 松本 龍雄 氏 「登らせてもらった」

登らせてもらった

松本 龍雄 氏 
『岳人』 2008年5月号 備忘録



「本来スポーツは趣味なんだから、成功し、もてはやされても「運がよかった」とか「いい仲間がいたからと」受け止めて謙虚さを忘れないといいんだけど、テレビに出たり本を書いたりして、半職業的登山家と呼ばれる存在になったとき悲劇が始まると思う。」


「自分の魂が気に入った山を拠りどころにして じっくり楽しんだ方が、もっといい登山とか人生につながるような気がする。

いくつかの山を季節やルートをかえて何十回となく登り続けることのなかに宝物があるんです。」


「その年齢に応じ、自分の成長に合わせてよりよい山登りの考え方は変わっていくと思います。ただひとつだけ変わっていないとすると、何もやってもいいけど、自分に恥じない、自分が納得できるものでなければ自分の登山でない、ということですね。

自分に恥じない登山とは、それだけ研鑽し、努力し、鍛えあげておくということ。自立本願でいけ、自分自身を頼りにしろ。」

「宇宙から地球をいたわるような気持ちで見つめて、いま自分がやろうとしていることがどういう危険をはらむのか、真剣に真摯に考えて準備し、体力、気力を整え、危険を知りつつチャレンジする本当の挑戦者になれるかどうか。

いや、挑戦なんて ことば なんて おこがましいと思う。挑戦者である自分は、たかだかちっぽけな人間なんだ。自然のほうが巨大なんだよ。だからさりげなく、ちょっとだけ私にも登らせてくださいと。自然を、自分の魂の遊び場として貸してもらうわけだよ。

登ったんじゃない、登らせてもらったことだけが残るんだ。」
『岳人』 2008年5月号 備忘録





『岩登りがうまくなる本』
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『岩登りがうまくなる本』
松本 龍雄 著
株式会社 朋文堂新社 
1967年6月20日発行

「危険とか不安とかは、それを知って犯すものではなく、登山を実践するものに、より充実した人生にプラスする何かをさぐりださせ、山や仲間を大切にする謙虚さと、誠実の尊さを教え、登山を通して、ライフ・ラインにつらなる友情さえ生みださせる自然の摂理というべきものなのです。」
『岩登りがうまくなる本』




『初登攀行』

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『初登攀行』
松本 竜雄 著
1966年 あかね書房 
1979年 中公文庫 初版
2002年 中公文庫 改版


「アルピニズムの本来的な意義---それは、もともと行為の無償性ではなかったろうか。それは、登山にかぎらず、アマチュア・スポーツ全体の存在意義であったはずである。それが、今 、すべてにスターを必要とし、何人かの記録保持者のみを尊重しようとする、ジャーナリズムやマスコミによって汚されはじめていた。」



「あわただしい 、ひとときが過ぎ去った。
この何年かの間、ぼくは、絶えず飢えたもののように、何ものかを追い求めていた。その間に、ぼくのほかにも、何人も何十人もの初登攀者が生まれ、そして消えていった。

今、ぼくは、まるで嵐の過ぎ去ったあとのような虚脱感を感じる。あの 青春を賭して得た栄誉も、今では色褪せた存在にすぎないような気がする。そして、あの疼きにも似た、恍惚にあふれた気持ちの昂りも、今ではぼくの記憶から薄れていこうとしている。」
『初登攀行』




常に謙虚さ 常に 真摯な 真剣な 態度

昨今 TV番組には 賞金レースのスポーツ中継が目白押し。

確かに
当時 と今では世の中の移り変わりで 登山をめぐる環境は 大きく変わった点もある。

しかし
松本氏が その当時 危惧していた問題などをはじめ『岳人』 2008年5月号で 述べられていることは昔も 今も 時代を通じて 変わらないことだと思う。
 
山と人間との関わり方など 基本的な点で自然に対して 常に謙虚さを持つことが大切なこと。
山に対しては 常に 真摯な 真剣な 態度で接すること。

高潔な精神は 決して忘れ去られてはいけない。
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2008年4月18日 第1版制作
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[ 2008/04/18 09:16 ] 自分の山歩き | TB(-) | CM(-)


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