趣深山ブログ よもやま編

趣深山です。四国 剣山 三嶺 天狗塚 周辺の山域での山歩きについての話題です。 (C)since2002 趣深山 (shumiyama@gmail.com)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

厳しい 風雪に耐える 案山子 (東祖谷 名頃)

4-DSC05857.jpg

2013年1月 撮影

■徳島県 三好市 東祖谷 (旧 東祖谷山村)

厳しい 風雪に耐える 案山子。
案山子の里 名頃 平成25年1月撮影。
案山子製作者Aさんは それぞれの案山子に かつて集落に暮らしていた人や亡くなった家族をモデルにして その人を思い起こしながら 案山子をつくっているという。


 2006年 東祖谷山村など4町2村が合併し 三好市になった 当初 名頃地区は93名だったのが いまでは激減。
2013年(平成25年1月現在) 25世帯 51人の住民。

案山子には 山里の 多くの思い出が こめられている。


higasiiya1910-2010-1.gif


■大正九年(1920)~平成二十二年(2010)までの 旧 東祖谷山村(現在 三好市東祖谷)の人口推移

ピークの昭和30年国勢調査で人口は 8974人。以降 急減。平成22年調査で 1627人

 山里の集落が大いに 賑わったのは昭和三十年代頃なのだろうか

祖谷川 最上部に 昭和36年完成した名頃ダム。
昭和35年頃 ダム建設工事中は多くの建設従事者などで 祖谷川 再奥の集落名頃地区は大いに賑わっていたとか。

勿論そのころは 林業が山里の基幹産業。盛んな林業の うえに ダムの建設もかさなり とても活気があったという。

■ダム建設から 半世紀過ぎて その間 林業が 衰退して 近頃では 全国的に どこの山間地でも 地域の雇用を支える 主力産業は 土木建設業になっていった。

 全国の例と同じく この 四国山地の 奥深い山の中の三好市東祖谷(旧 東祖谷山村)では  林業が衰退し いまでは 数少ない地元の雇用を 土建業が になっているのが現状だ。

■土木工事でも 「京上トンネル」のような超大型工事は全国大手業者。

現在施工中の「下瀬トンネル」などの大型工事は徳島県内 特Aランク業者。

そのほかの  地域の、治山・治水・砂防・道路・河川などの ほとんどの土木工事を 東祖谷の地元建設業者がにない、衰退した林業にかわって
地域の産業雇用を支えてきた。

20130303-360-561.gif
東祖谷 土木工事 Aランク業者(徳島県)赤印 


■その地元 東祖谷 土木工事 Aランク業者(徳島県)が ここにきて 異変。

2012年 旧東祖谷山村内での 徳島県土木Aランク業者は10社。
(他に 規模のぐっと小さいBランク2社、Cランク3社)

だが 昨2012年11月「N1建設」、2013年2月「N2建設」、の東祖谷の土木Aランク業者(ともに名頃地区)2社が破綻。

長年続いた 公共土木工事の減少、地方経済の低迷が破産の要因らしい。

■ 破綻した2社の建設従事職員数は 計25名。2社の年間完成工事高は合計約4億円。

名頃集落で住人は51人。 2社25人分の雇用が失われる。

山間地の高齢者割合は高く、他地区から勤務していた方 他地区へ勤務する人を かりに勘案しても 居住人口の半分を占める雇用先が無くなってしまうのは とても深刻な事態だ。

林業の衰退に続いて 建設産業も衰退という ダブルパンチ。

林道を つくっても 林道沿いの間伐 枝打でさえ 行われないほど 衰退した林業の現状では 不要不急の いらぬ林道工事など無理に建設することなど
いまさら 財政的にもできない。

林道を つくることだけに意義があり、林業に けっして使われない林道をつくることなど できる時代ではない。

2-DSC05853.JPG

■このところ 旧 東祖谷山村内で やたら目につくのは間伐 枝打ちなど 手入れの なされない 放置林のほか、真新しい墓石、耕作放棄地、廃屋など、など。。。

児童数 減少で 名頃、菅生、落合、栃の瀬など 各小学校は下瀬の東祖谷小中学校へ統合され 廃校。


■シカよけ柵もあっても、人の数の いったい何倍もの数のシカが いるのだろうか?

人里から山稜まで おびただしい数のシカが増殖し とかく野生動物が跋扈しているのは 野生動物とはいえ かれらも人間の活動との関わりのなかで増減しているだけのこと。

もとをただせば、豊かな森を 拡大造林・皆伐・そして林価低迷で 再造林放棄、 まったく手入れせずに放置林にしてしまった人間の過去の罪業が、奥山の自然を荒らして、山域の林業を衰退させ 山里を苦境に陥れ さらに山村の衰退、 シカの大繁殖になって ブーメランのように跳ね返ってきている。

2-DSC05851.JPG

■高齢化率が ますます高まっていく 山間地の苦境は 全国的に共通な問題。

補助金で間伐しても 運び出すこともできず 切り捨て間伐。

 豊富な自然や 森林 資源という 目の前にある宝の山が せっかく あるのに 山村の活性化に なんとか生かせないものか。

問題は 複雑で 即効の特効薬などあるはずもない。

こうした 袋小路につまり とかく 苦しい時ほど 人間は目先の問題に目が向きやすく、近視眼的な見方で 物事を見て行動してしまい、「木見て 山見ず」になりやすいものだ。

目先でない 抜本的な 対策をもって 大局的な 考えをしていかないと いけないと思う。

1-DSC05840.JPG

長年 この山域を登らしてもらって 栄枯盛衰をみてきた 一登山者の立場として 名頃地区にかぎらず 山域の集落、かつての賑わいが 再び呼び戻ってくることを願うばかりだ。

1-DSC05847.JPG
名頃から見上げる 三嶺
2013年1月 撮影
スポンサーサイト
[ 2013/03/05 22:24 ] 祖谷 | TB(-) | CM(-)

合併しても、多分助けてはくれないでしょう。

1_20100505085147.jpg
落合小2009年9月20日秋季運動会。

落合小は15名の児童が通学している。
児童在籍数15名(2010.4.1現在)

聞くところによれば、30年くらい前には、約100名いたとか。

そういえば 合併前の 東祖谷山村 村会議員は10名。

2f.png
拡大

それが 合併して4年後の 2010年4月に行われた三好市議会議員の選挙では旧東祖谷山村地区から 当選した市議会議員は わずか2名。

ポスター掲示板はやたら大きかったが、東祖谷地区からは合併前の10人が 2人に。
3a.jpg
2010年4月3日深淵にて撮影。

時の流れとは こんなに過酷で 急激なものなのか?

「合併しても、多分助けてはくれないでしょう。」
-----------------------------------------

平成15年 東祖谷山村 村議会での 村長の発言。

「どちらにしても、合併しても、多分助けてはくれないでしょう。東祖谷山村は東祖谷山村、西祖谷山村は西祖谷山村、山城町は山城町、それぞれ地域の人たちが、その意識を持たなければ、多分崩壊の一途をたどって行くだろうと、感じております。ですから助けてくれないのならば、地域の人たちがともに支え合って、行動を起こさざるを得ないだろうと。その意識ずけが本当にこれからの行政として大切なものでないかと思います。」柳本文彦村長
(旧)東祖谷山村 平成15年3月 定例 村議会 
広報 東いや 2003年4月号 (vol 125)

-----------------------------------------

http://www.youtube.com/watch?v=o3LlboBYtGo

案山子の里 2010年4月17日撮影
[ 2010/04/26 22:47 ] 祖谷 | TB(-) | CM(-)

2010年4月1日からの三好市東祖谷地区スクールバス時刻表


拡大




全国的な少子化、バス離れで 田舎は勿論 大都会などでも バスの乗降客は減少し、多くの地域で乗合バス事業はビジネス的に苦しくなっている。ただし 例外は 極めて高い人口稠密地帯でのバス事業で ここでは黒字基調だ。

過疎地でなくても 路線バスが維持できず撤退して 代替の 過疎バス、コミュニティバスが走る地域では バスが小型化したために ときには定員オーバーとなり 積み残しが出るほどの 便も なかには あると聞く。

過疎地の 四国山地では 若年者が急減、人口減少が加速度的に進み、急速に高齢者割合が増えてきていている。 

東祖谷地区の三好市営バスは とりわけ人口の少なく、なおかつ 高齢化比率の高い地区での運行である。

極端に人口の少ない山間僻地で 公共交通サービスとしてバスを運行するのは 市営とはいえ大変で、路線バス 過疎バス スクールバス コミュバス、福祉バス、など 色々な名前がついたバスサービス 様々な手法を組みあわせながらも 苦心して 何とか維持している。

そのおかげで 朝夕の生徒の通学、高齢者が三好市池田の大規模病院へ 週何度かの通院など バスの便は 生活に密着した 貴重な交通機関の役割をはたしている。

だが この先 さらなる 高齢化、少子化の進展など 難問は一杯。

唯一 希望となるのは 剣山 奥祖谷の 観光 登山などで 活性化するかどうか。

登山についていえば剣山 三嶺の縦走などに これまで何度も乗っているのだが  いつも 一人、 二人、三人程度。

もっと 上手く活用でき 利用者増加が期待できそうな 利用促進策ないだろうか。





2010年4月1日からの  東祖谷地区 三好市営バス 時刻表

三好市東祖谷総合支所 三好市東祖谷京上157番地2
TEL.0883-88-2212





運行日程表










池田 大歩危 久保 間は 四国交通 路線バス。
■四国交通 
http://www.yonkoh.co.jp/




2010年(H22年)ぐるっと剣山登山バス

◆「ぐるっと剣山登山バス」◆
2010年(H22年)もGWから運行
----------------------------------------
美馬市
美馬市 穴吹 木屋平から
●美馬市 
(旧 木屋平村) バス (穴吹-川上) JR穴吹駅より 旧 木屋平村川上まで運行
時刻表

美馬市 バス
●「滝の宮・剣山線」


拡大

----------------------------------------
久保まで
● 四国交通 

久保からは

●三好市営
名頃(三嶺)・かずら橋・剣山への接続(三好市・市営)バス


拡大

----------------------------------------

■つるぎ町貞光
夏期 期間限定で つるぎ町貞光から 運行

拡大

2010年(H22年)ぐるっと剣山登山バス

趣深山ブログ 山域情報編

バス
[ 2010/04/07 23:39 ] 祖谷 | TB(-) | CM(-)

落合 長岡家住宅

落合 長岡家住宅


長岡家住宅 屋根裏


長岡家住宅 居間



8時30分から17時まで
毎週水曜休み
入場無料

平成22年4月1日 より 公開。 
三好市 教育委員会の方が 説明してくれました。


地図
長岡家住宅付近 道が狭く もし駐車スペースが無い場合
落合公民館駐車場が 公民館前ヘアピンの西側にあります。

--------------------------------------------------
東祖谷 古い民家
木村家
小采家住宅
喜多家
ちいおり

落合集落(国指定重要伝統的建造物群保存地区)

でんけん落合

秘境と平家落合伝説がのこる伝建地区

三好市 伝統的建造物群保存地区保存計画

「三好市「旧東祖谷山村」の民家」 (阿波学会 紀要 第53号)

--------------------------------------------------

奈良女子大 レポート

増井研究室

「増井 正哉 教授」  東祖谷 山間集落についての 研究 
 CiNii(国立情報学研究所)より引用

伝統的集落における景観保全の支援体制に関する研究 : 徳島県三好市東祖谷の山間集落における伝統的建造物を事例として

6001 徳島県落合集落における景観保全システムの変容 : 山間集落における伝統的景観保全システムに関する研究 その1(農村計画)

6002 徳島県落合集落における伝統的景観保全システムの再編 : 山間集落における伝統的景観保全システムに関する研究 その2(農村計画)

6003 徳島県落合集落における民家の修理・修景の課題 : 山間集落における伝統的景観保全システムに関する研究 その3(農村計画)

6004 徳島県落合集落におけるインタープリテーションの検討 : 山間集落における伝統的景観保全システムに関する研究 その4(農村計画)

6005 徳島県東祖谷山村落合集落における景観保全に関する研究 : 伝統的建造物群保存地区申請過程における課題の分析(農村計画)

山間集落における農家住宅の住空間の変容 : 徳島県東祖谷山村落合の事例

徳島県東祖谷山村における生活空間と儀礼のつながりについて : 落合集落における儀礼 その2 婚姻・葬送儀礼(儀礼と場,農村計画)

徳島県東祖谷山村における儀礼と生活空間のつながりについて : 落合集落における儀礼 その1 祭り・盆行事(儀礼と場,農村計画)

徳島県祖谷地方の山間集落における景観保存に関する研究 : その4 民家の復元と変遷(風景と景観,農村計画)

徳島県祖谷地方の山間集落における景観保存に関する研究 : その3 建物外観の変化(風景と景観,農村計画)

徳島県祖谷地方の集落における景観保存に関する研究 : その2 屋敷地形状の変遷(風景と景観,農村計画)

徳島県祖谷地方の山間集落における景観保存に関する研究 : その1 落合集落の概要と石垣の保存状況(風景と景観,農村計画)

6012 徳島県祖谷地方の山間集落における景観保存に関する研究 : その 4 伝統儀礼と空間利用

6011 徳島県祖谷地方の山間集落における景観保存に関する研究 : その 3 民家の復元と変遷

6010 徳島県祖谷地方の山間集落における景観保存に関する研究 : その 2 屋敷地と建物の外観の現状と変遷

6009 徳島県祖谷地方の山間集落における景観保存に関する研究 : その 1 落合集落の概要と石垣の分布と保存状況

--------------------------------------------------


斜面の集落

落合集落 2

落合集落 1

落合 長岡家住宅 その3

落合 長岡家住宅 その2





長岡家住宅 パンフレット 表


長岡家住宅 パンフレット 裏


でんけん 落合 1


でんけん 落合 2

落合 長岡家住宅 その3

落合 長岡家住宅 その1





平家伝説の里 東祖谷落合集落 探訪マップ
-----------------------------------------------
落合集落の概要
屋敷地石垣


-----------------------------------------------
水田の石垣、畑地の石垣
里道


-----------------------------------------------
伝統的建造物


-----------------------------------------------
三所神社



-----------------------------------------------


保存地区全体図
拡大


------------------------------------

斜面の集落

落合集落 2

落合集落 1

落合 長岡家住宅 その2

落合 長岡家住宅 1
[ 2010/04/04 23:12 ] 祖谷 | TB(-) | CM(-)

一般国道439号・菅生バイパス 平成22年3月22日(月)開通

sugeoi-bp.jpg
地図拡大
一般国道439号・菅生バイパス 平成22年3月22日(月)開通



概念図



菅生バイパス


菅生大橋


菅生大橋から 祖谷川上流の眺め 砂防堰堤が連続


いやしの温泉?入り口の案内標識 ここの「剣山」が わかりにくい



東祖谷山村 の時代には 考えられなかった大きな 選挙ポスター掲示看板。


1 菅生バイパスの概要
(1)事業名     緊急地方道路整備事業
(2)路線名     一般国道439号
(3)工事箇所    三好市東祖谷菅生
(4)事業開始    平成10年度
(5)延長・幅員    延長L=1.0km、車道3.0m×2車線、全幅8.0m

----------------------------------


平成13年(2001年)京上トンネル開通


平成15年(2003年)竜宮トンネル開通

----------------------------------


平成22年3月27日
[ 2010/03/28 23:47 ] 祖谷 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。